ウォーターサーバーで一番多い後悔は、味でも電気代でもなく「水を飲みきれずにボトルが溜まる」ことです。宅配型のサーバーには「注文ノルマ」があり、使っても使わなくても毎月決まった量が届きます。
一般的なノルマは月24L(12Lボトル×2本)です。これが多いのか少ないのか、契約前に確かめる方法を整理します。
まず自分の消費量を計算する
必要なのは、いま自分が飲み水と料理に使う水の合計が月に何リットルかです。ざっくりでよいので、次のように出します。
- 1日に飲む量(コップ1杯=約200mL、ペットボトル1本=500mL)
- お茶・コーヒーを淹れる回数 × 1杯分
- 米を炊く回数 × 1回あたり約0.5L
- 味噌汁・スープを作る回数 × 1回あたり約0.4L
これを1日分で足して、30倍します。1日800mLなら月24Lで、ちょうどノルマと同じくらいです。
目安として、一人暮らしで飲用だけに使う場合は月10〜20L程度に収まることが多く、一般的なノルマ24Lには届きません。料理にも使うかどうかが分かれ目になります。
足りないときの3つの回避策
計算した量がノルマに届かない場合、選択肢は3つです。
配送スキップを使う
多くのメーカーには、その月の配送を1回休める仕組みがあります。2ヶ月に1回のペースにすれば、実質のノルマは半分になります。
ただしスキップには条件が付くのが普通です。連続で使える回数に上限があったり、一定回数を超えると手数料がかかったりします。ここは会社によって違うので、契約前に必ず確認してください。
ノルマの軽いプラン・会社を選ぶ
ボトルの容量が小さい(7L前後)プランや、配送間隔を3〜4週間に広げられる会社があります。同じ「月2本」でも、12L×2本と7L×2本では倍近く違います。
ノルマのない浄水型に切り替える
水道水をカートリッジで濾過して使う「浄水型」なら、そもそも注文ノルマがありません。使う量に関係なく月額が一定なので、消費量が少ない人ほど宅配型より有利になります。
浄水型は、水をどう入れるかで2種類に分かれます。
- 水道直結型 — 水道管につなぐ。給水の手間がない代わりに、設置工事が必要
- 給水型(補充型) — タンクに水道水を自分で注ぐ。工事がいらないので、賃貸でも置きやすい
賃貸で工事の許可を取りたくない場合は、給水型のほうが現実的です。
天然水の味やミネラル分にこだわりがないのであれば、消費量が月20Lを下回る人には浄水型のほうが素直な選択です。ここは正直に書いておきます。宅配型を無理に続けるより、月々の負担も納得感も上になります。
エブリィフレシャスの料金と条件を見る※料金・提供条件は変更されることがあります。申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
契約前に確認する4点
宅配型で進める場合、各社の公式サイトで次の4点を確認してください。この4つが分かれば、月にいくらかかるかが計算できます。
とくに解約金は、契約から何年で無料になるかが会社ごとに違います。金額そのものより「自分が使い続けそうな年数で無料になるか」で見たほうが、判断を誤りません。
それでも宅配型が向いている人
ここまで読んで「自分は消費できそうだ」と思ったなら、宅配型は良い選択です。とくに次に当てはまる人には向いています。
- 料理にも水を使う、または家族と暮らしている
- 採水地や天然水の味にこだわりたい
- 災害時の備蓄を兼ねたい(ボトルはそのまま保存水になります)
下の3社は、いずれも天然水の宅配型です。上の4点を各社で見比べてみてください。同じ「天然水のウォーターサーバー」でも、ノルマとスキップの条件はそろっていません。
なお料金・ノルマ・スキップ・解約金の条件は、いずれも変更されることがあります。以下は3社の公式サイトへのリンクなので、申し込み前に必ずそちらで最新の条件をご確認ください。
プレミアムウォーターの料金と条件を見る
オーケンウォーターの料金と条件を見る
富士おいしい水の料金と条件を見る
ウォーターサーバーは、契約してから合わないと分かっても解約金がかかります。先に消費量を計算しておくだけで、その後悔はほぼ避けられます。 月24Lを消化できるなら宅配型、届かないなら浄水型、という分け方をまず押さえておけば大きくは外しません。
固定費として考えるなら、サブスクを見直す前に確認したい5つのチェックポイントで挙げた「解約のしやすさを契約前に確認する」という視点も、そのまま当てはまります。